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コロン () は、欧文の約物のひとつ「:」である。自然言語、数学、コンピュータ言語等に用いられる。 == 歴史 == 英語の colon は、(複数 )に由来し、これはさらに (手足、部分)にさかのぼる。ギリシャ語と韻文において、コロンという語は記号を指すことはなく、表現や文章の一節そのものを指し、完全な考えや文章の一節のことをいった。このことから、古文書においては写本上1行で書かれる一節または複数の節を指した〔''Oxford English Dictionary'', 1st ed. "colon, ''n.²''" Oxford University Press (Oxford), 1891.〕。 紀元前3世紀にビュザンティオンのアリストパネスが考案した正書法では、そのような一節の終わりには中程度の長さの息継ぎが置かれ、これを中点「·」で示した。(この記号はときどき使われるに過ぎなかったが、現代ギリシャ語ではセミコロンにあたるアノテリアとして復活した)。その一方、2つの点を並べた記号「⁚」は終止符または話者が変わったことを示す記号として使われた。この記号の変種がコンマとピリオドの中間の長さの休止を示す記号として1600年前後に英語の正書法に導入された〔John Bullokar ''An English expositor'' (1616) でコロンを "A marke of a sentence not fully ended which is made with two prickes." と定義している〕。18世紀になってもまだコロンはテキストを音読するときの休止の長さと関連づけられていたが〔John Mason (1706–1763) ''An Essay on Elocution'' (1748) "A Comma Stops the Voice while we may privately tell one, a Semi Colon two; a Colon three: and a Period four."〕、黙読が一般的になると別な定義に取ってかわられた。 イギリス英語では、かつてコロンのうしろにハイフンまたはダッシュをつけた「:—」が音読時の休止記号として使われ、「Dog's bollocks」(犬の金玉)と呼ばれたが、現在は廃れている。 、、、 などはいずれも「2つの点」を意味する。は文章の出だし(冒頭・冒子)と本体を分ける記号であることを意味し、1919年に教育部に提出した「請頒行新式標点符号議案」でこの名称が用いられ、翌年正式に決定された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コロン (記号)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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